今はまだましになった方だけど、とにかく外を歩いていて誰かとすれ違う時、ちらっとでも目線視線を感じたり合わせたりするのが苦手だ。
今はましに、とか書いたけどそうでもないかもしれない。
自分の中に「人をジロジロ見るのって無礼じゃない?」という考えがあるせいだと思うけど、周りに言うと
「前から変な人が来てたら危ないじゃん」と言われたりもする。
そらそうだなぁという気持ちもありつつ、そうかなぁとも思う。
自信の無さから来る周囲へのひがみはこんな所にも現れるもので、思春期などはかなりおどおどして歩いていた思い出。
そんな私の強い味方がキャップ帽だった。
キャップのつばが程よいひさしとなり、自分も他人もどちらの視線もやんわりカバーしてくれるんですよね。
別に悪いことしてるわけではないんだけど、目線を遮ることでなんだか気持ちが強くなれた気もして、いつもより姿勢は伸びていたし、声も一回り大きく出せていたんじゃないかな。
これは化粧と同じだけど、キャップは私にとっての装備品だったんだなと。
平常が布の服だけだとしたら、キャップをかぶればてつかぶとになったし、化粧をすればはがねの剣を身につけた感覚。
オシャレやファッションてそうなんだけど、身に付けるもの一つで心は大分サポートされるなと。
なのでちょっと他人とドドンと相対するのが苦手だなあと思う人、外出の時はキャップおススメですよ。
今も手持ち帽子の中で一番数が多いし、見慣れたせいもあるけど、頭が寂しい時かぶるとやっぱり落ち着く。きっとこれからも買ってしまう帽子はキャップだろうな。
今この話を友人にすると笑って受け取ってくれるので、持ちネタ?の一つにしてます。
でもやっぱ他人をジロジロ見るのって無礼だと思うけどな~