GWに訪れた秋田・角館。
桜を見に訪れたのですが、到着してすぐ駅前で配られたチラシに目を奪われました。

「かたくりの花」という初めて聞く名の花。
私は紫色の花が好きなんですが、それに加えて『角館から15分』という文字!これは魅力的!
街歩きしか考えていなかった予定を検討し直し、行くことを決めました。
秋田内陸線で八津駅へ
角館駅から秋田内陸線に乗り向かいます。

駅舎はJR角館駅を出てすぐ隣にあります。
午前中の出発。
待ってる間に到着した電車からものすごい人数が降りてきたので、少々覚悟していたのですが、行ってみるとスムーズに乗れました。団体さんだったのかも?

乗ったのは「カタクリ号」という名前の二両だか三両の列車でした。

乗った車内には秋田犬の写真がそこかしこに貼ってありました。ウハーかっわいいー。
のどかな風景にコトコト揺られることほんとに15分程で、八津駅に到着!ローカル!

どこに進んだらいいものかあたりを見回してみると、人が集まり、さらに観光バスらしきものが集まる建物が見えたので、まずはそちらに向かいました。
「かたくり館」から「かたくり群生の郷」へ
そこは「かたくり館」という場所で、案内所と言っていいのかな?入場料の300円はここで払った記憶です(多分…)
パンフレットや地図を配っているだけではなく、地野菜や山菜、惣菜など、地元の方々が作られた食べ物もいっぱい販売してました。
館内では食事も提供されてましたね。
お土産を求める人たちの熱に流され、来て早々混ざりたくなります。
案内のおじちゃんに道を尋ね、5-6分でそれらしき場所に到着。
思いのほか混んでないな?と思いながら入ると、なかなかの坂道!

これ続くんかいな大丈夫かいなと思っていたところ、登った先にかたくりの群生が見えてきました。


拓けた視界に入ってくる小さくて可愛らしい花たち!ワッと集まるその姿はなかなかに見応えがあります。
ちょっとピークを過ぎた感じがあるのがさみしいけど、場所によっては賑やかに咲いてるところもありました。

チューリップみたく上向いて咲いてんのかと思ったら、下向きで花弁が上がってるんですね。確かにかわいらしい~
見学しながら、周りに生えている木が枯れているのがなんでだろなーと思っていて。
山のあちこちにいてくれる係のおじさんに聞いてみると、どうやら栗の木だったようです。
季節が違うから仕方ないのか!と思いましたが、上も下も咲いたりしてたら綺麗そうだなーと何も知らない素人が思ったりしてました。
かたくり以外にも心奪われ
散策路はかたくりが可愛らしいのはそうなんですが、私は木々の清々しさと、あちこちに見える山菜にも心奪われてました。

フキやワラビやゼンマイ?のようなものが勢いよく生えていて。歩きながら、これ天ぷらにしたら最高だな…と考えてました。
また、散策を終え帰りの電車を待つ間、再びかたくり館をうろついていたところ、「ばっきゃコロッケ」なるものが目に入りました。
ばっきゃ?なんじゃそら、と中身が分からないくせに揚げたての魅力に負け、食べ歩いて戻ることに。

かぶりつくと中には山菜のような味のものが。
ほろ苦い味わいがなぜだか後を引いて食べたくなる!でも自分が小4だったら絶対食べられない味!!
と思いながら手が止まりませんでした。揚げ物っていつでもどこでも最強です。
聞いたら、ばっきゃとは秋田で言う「ふきのとう」のことらしく!
また一つ勉強になったなあと思いつつ、頭はコロッケのことでいっぱいでした。あーまた食べたいあの苦味。
歩いて散策するなら車に注意
散策路は素敵な道でしたが、歩き回って個人的に感じたのが、車が近いな?ということでした。
後から知りましたが、車でも通行可能なところだったんですね。そらそうか〜だって結構な坂道だもんな。
その車とすれ違う時がちょっとこわかったです。こればっかりは運転する人によるのでなんとも言えんですが…
もちろん舗装はされていますが、そんなに道幅が広くないところもあるんですよね。ちょうどそこに車が来ると、おっとっとと慌てて端に寄ってました。
かたくり館か入り口かでマップがもらえるので、サクッと回りたい人はあまり奥まで行かず、歩行者メインのルートを辿った方がよいかな。
車両通行OKのコースを歩き回る場合は、ちょっとこの点意識しておいた方がいいかなと思います!
おわりに
桜のイメージしか持っていなかった角館に、また違う楽しみがあるのは新発見でした!
これだけ近いと気軽に楽しめるってのがさらにいい。
秋田県、他にも刺巻というところには水芭蕉が咲く場所もあるようですね!
思った以上に花めぐりができる土地なんだと、行ったばっかなのに興味津々です。
首をあげて桜を見るのに疲れたら、地面に咲くかたくりを眺めるのもおすすめですよ!
▼角館旅行記はこんなのもありますのでよろしければ
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