格安スマホの私が災害用伝言板を使うには?「171」を体験してみた

格安スマホの災害用伝言版

ソフトバンクからDMMモバイルに乗り換え、月々1400円くらいになったことにヘラヘラしていたのですが、このところ頻発する地震の多さに考えさせられました。

 

そういや災害用伝言板って私使えるのか?

ということ。

 

ドコモ・au・ソフトバンクのいわゆる3大キャリア(+楽天のY!mobileも)には専用の災害用伝言板てありますよね。

しかしそれ以外の人はどうしたらいいのかね?と急にヘラヘラが止まりました。

 

そこで調べたところ、キャリア関係なく使えるNTT東西が提供する171というサービスがあるということで。

これは気になる。

電話とネットで171体験

171とはこんなもの。

地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。

web171はこのネット版です。

 

ちなみに上記はNTT東日本の該当ページより引用しましたが、NTT西日本にもあります。

内容は恐らく同じで、正直フォントの違いしか発見できなかったのですが、自分の属する地域の方で見てみてください。

 

このサービスなら、電話番号さえあればキャリア関係なく利用できそうです。

といってもいきなり自分が被災したとて、使いこなせる気は全くしないので、体験利用できる日が用意されてるんですね。ありがたい。

体験利用提供日
毎月1日,15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

ドコモユーザーの母を巻き込み、体験してみました。

自分なりの感想を書いておきます。

 

電話171体験してみた

171にTEL後、流れるガイダンスに従って番号を入力していけば良いので、特に手順を書くことでもないな~と思ったのですが。

使ってみてひしひし感じたことがあったので、そちらのが大事かも。

それは、

 

知りたい(伝えたい)相手の電話番号覚えてないな

ということでした。

 

今回の体験順序としては、

  1. 私=ナムコ(被災側)が無事を知らせたいので、ナムコ(被災側)の携帯番号を入力して録音する
  2. 母(知りたい側)がナムコの無事確認のため、ナムコ(被災側)の携帯番号を入力して再生する

というもので。

 

これ、どちらかが被害のない落ち着いた環境にいたら全く問題ないと思うんですが、

例えば私と母とが同じくらい被災してた場合、お互いの電話番号スッと思い出すことできないよな…と思ってしまい。

 

携帯の電話帳見て、相手の番号メモってそれを見ながら入力するような、そんな余裕がなかったら無理だよなぁ〜とか考えてしまいました。

まぁそこまでのレベルってお互い相当な状況だとは思うけど…。

 

考えすぎ癖のある人間なので、一度思い浮かんだら(それどうしたらいいんだ…)と考えてしまうんですよ。

 

で、そこで決めたのが

実家の電話番号で登録・再生し合う

という方法でした。

 

録音時の登録電話番号を実家のものにして、再生する時も実家ので検索する。

 

これだと、例えば家族四人だったら四人がそれぞれの携帯番号で登録するよりスムーズだし、

何より暗唱できるくらい頭に刻み込まれているというのが、機械に慣れていない親世代に無理がないなという気がしました。

一つの番号で20件まで伝言登録できるので、容量としても充分かなと思います。

 

家の電話を持たない人も増えてる中、これやるの難しい場合もあるかもと思うのですが…

家族全員が携帯の場合でも、「父さんの番号でやろうかね」とか決めといたら迷いが減っていいかもしれないです。

 

web171体験してみた

お次はweb171。

災害時、電話回線は混雑していると思うので、利用するならweb171のが良いかもしれないです。

実際使ってみてもその簡単さを感じました。

 

アクセスすると、非常にシンプルな画面になってて分かりやすかったです。

電話番号部分に知りたい・知らせたい番号を入れます。

 

前述の電話171での経験を学びに、個人の携帯番号でなく実家電話番号でやってみました。

入力後、登録を押します。

こんな感じ。塗りつぶした所には先程入れた電話番号が入ってます。

自分の名前と、安否状態にチェック、伝言メモを入力して登録すれば完了です。いやー簡単!

 

ちなみに一番最初、電話番号を入れて登録ボタン押しただけで「1件登録されてます」とか出まして。

今初めてやったのになぜ?と思ったら、音声伝言を聞くためのファイルが自動で登録されてるようでした。

こちらは特に使用しなかったのですが、伝言登録するたびにこちらも同時生成されるぽいですね。

 

私の方は登録を完了したので、先ほど決めた通り母にも実家電話番号で登録してもらいました。

やっぱり一つの番号でお互いの状況分かるのは楽でいいな。

 

さて、登録された伝言をチェックしてみます。

一番最初のページで、電話番号を入れたら確認のボタンの方を押します。

茶色で塗りつぶした所はひらがなの名前が入ってます。

母、「みんな元気?」ってドリカムみたいなこと言ってんな。

 

ともあれ無事を確認できました。

おわりとまとめ

こうして実際に使ってみると、説明を読んで理解したつもりになっていたことがよく分かりました。手を動かして触って覚える記憶はでかいですね。

でも一番は一つの電話番号使った方がやりやすいってのを発見できたのが良かったかなぁ。

 

個人的にはガイダンスを聞く待ち時間がなく、操作性も見てパッと分かるweb171のが使いやすい印象でした。

回線の問題もあるし、出来る限りweb利用優先を自分の周りには薦めたいです。

 

何よりこういうものを使わない状況でいられるのが一番なのですがね。

体験日、改めて載せておきます。

体験利用提供日
毎月1日,15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)

▼NTT東日本

災害用伝言ダイヤル(171)

災害用伝言板(web171)


▼NTT西日本

災害用伝言ダイヤル(171)

災害用伝言板(web171)